DNAのメチル化①
◎そもそも…
【エピジェネティクス(epigenetics)】
DNAの塩基配列による遺伝情報を生まれつきのものとすると、
それ以外の生まれつきではないもの、
(DNAやヒストンの修飾によって→DNAの全体的な構造が変化する)
→これが細胞分裂を経ても受け継がれることで、遺伝子発現の変化が起こる。
この現象におけるDNAの主な修飾パターンがDNAのメチル化。
→シトシン(C)のあとにグアニン(G)が続く配列(CpG配列)の場合、
→DNAメチルトランスフェラーゼによって、
シトシン(C)がメチル化(シトシンにメチル基が付く)される。
(5'-CpG-3'と相補鎖3'-GpC-5'の配列のシトシンがメチル化される)
※この配列のほとんどはメチル化されている。
シトシンがメチル化された後にDNAが複製されると、
新たに合成されたDNAにおいても、
DNAメチルトランスフェラーゼによってシトシンがメチル化される
【CpGアイランド】
→CpG配列が多い領域のこと。