まいにちせいめいかがく

医学部学士編入を目指している人が生命科学に関する知識のアウトプットをするブログ。1日1テーマ~の投稿。

脂肪酸(fatty acid)/アラキドン酸カスケード(arachidonic acid cascade)

脂肪酸(fatty acid)】

脂肪族カルボン酸。

炭素-炭素間の二重結合を持つ脂肪酸不飽和脂肪酸と呼ぶ。

(二重結合を持たない脂肪酸飽和脂肪酸。)

この二重結合は細胞膜の流動性に影響している。

 

脂肪酸の炭素数と不飽和結合数は、

例えば、脂肪酸の1つであるアラキドン酸では

→(20(炭素数) : 4(不飽和結合数))であらわされる。

  

【アラキドン酸カスケード(arachidonic acid cascade)】

生理活性を持つ脂質を作る代謝経路の1つ。

 

例:アラキドン酸は、2分子の酸素とシクロオキシゲナーゼ(cyclooxygenase)の作用で、

→プロスタグランジン類(prostaglandins)とトロンボキサン(thromboxane)に変換される。

→ここで生じる プロスタグランジン類は様々な生理活性を持つ。

 

不飽和脂肪酸から生成された生理活性物質を総称して、

エイコサノイド(eicosanoid)と呼ぶ。