まいにちせいめいかがく

医学部学士編入を目指している人が生命科学に関する知識のアウトプットをするブログ。1日1テーマ~の投稿。

Gタンパク質連結(共役)型受容体(G-protein coupled receptor)②

bionanoda.hatenablog.com

 

 

この記事の続き。

 

③効果器が活性化(効果器が酵素反応を行う)し、

④シグナル伝達反応が起こる。

 

【③効果器の活性→④シグナル伝達反応】

→αサブユニットは他の酵素の活性を修飾する。

 

効果器の例1)アデニル酸シクラーゼ(adenylate cyclase)を活性化→cAMPが産出。

→これを活性化するαサブユニット【Gs(stimulatory)】

→これを抑制するαサブユニット【Gi(inhibitory)】

 

アデニル酸シクラーゼ→効果器(effector)

Gタンパク質→トランスデューサー(transducer) 

cAMP→セカンドメッセンジャー(second messenger)

 

効果器の例2)ホスホリパーゼC(phospholipaseC;PLC)

→後日かく。

 

Gタンパク質が活性から不活性に戻るところ】

①標的タンパク質が活性化したαサブユニットによって活性。

GTPGDP加水分解する(αサブユニット自体がGTPase活性を持っている。)

③不活性型Gタンパク質に戻る。

 

 

【関連ワード】

加水分解(hydrolysis)

→反応物が水と反応し、分解される現象。

ここでは、反応物(GTP)→産物(GDPとリン)。